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2019年に東京からUターンし、しまなみ海道・大島の人気レストラン『BISTRO Paysan』の店長兼シェフを務める求 大地さん。妻の出産のため、一時的に帰ってきたつもりが何とそのまま暮らすことに! 22歳でUターンなんて早すぎる? いえいえ、若いからこそいろんな経験を積めるんです。
BISTRO Paysan 店長・シェフ
求(もとめ) 大地さん
今治市 大島出身
大学進学を機に大島から上京した大地さん。22歳の時、東京のレストランで働きながら、妻の出産のため一時的に帰島しました。
ご両親は、しまなみ海道・大島の人気パン屋『Paysan』を営む食のプロ。そんな両親に料理を振る舞ったところ大好評。「大島で店をしたら?」と、あれよあれよとUターンが決定!
「開業するには早いと思いましたが、もともと、子育ては田舎でしたいという気持ちもあり決断しました」って、即決すぎる。
大地さんの『BISTRO Paysan』は、パン屋『Paysan』の姉妹店としてオープン。現在は兄の大地さんが料理を、弟の陽介さんがスイーツを担当。店で提供されるパンは、もちろんPaysanのもの。
食材の旬を意識して丁寧に作られた料理はもちろん、窓から見渡せる瀬戸内海も最高。店は、一番に目を引く真っ赤な外壁も含め、家族総出のDIYで作ったというんだから驚きです。
「今後は大島で店舗を増やして、島全体を活気づけたいです。そうすることで、大島で『何かしたい!』と思う若い人が増えたら嬉しい。ここでしかできないこともあると思うし、島内に同世代でチャレンジをしている友達がまだまだ欲しいです」と大地さん。
しまなみ海道・大島の未来予想図はハッピーに満ちている! 憧れの島暮らしを実現したい人も、大地さんに会えばエネルギーをもらえるはずだよ。
今治市 大島
BISTRO Paysan 店長・シェフ
求(もとめ) 大地さん
埼玉県出身の妻の出産がきっかけで大島に帰ってきた大地さん。出産後はすぐに東京へ戻るつもりだったものの、ご両親からの出店の提案と、スペインに留学していたパティシエの弟、陽介さんが大島に戻るタイミングが重なったことで、大地さんを中心とした家族経営の店を新たに作ることに。
そうと決まれば、行動が早い求さん一家。両親の別邸として借りていた家を店舗にするための改装がスタート! 約3年の時を経て完成した店舗はレトロモダンでとっても素敵だけど、「DIYは本当に大変で、もう二度としたくない」って(笑)。
店長&シェフは大地さん、スイーツは神戸で修業を積んだパティシエの弟の陽介さん、ホールは妻の綾香さんと島友の皆さんで店を切り盛り。さらに、綾香さんの学生時代からの友人さゆりさんがBISTRO Paysonで働くために東京から移住! 大地さんとダブルシェフとして腕を振るっています。今ではすっかり、島の内外から人を引き寄せる場所に。
実は、もともと大地さん自身も移住者。大島の海の風景を両親が気に入り、6歳の時に和歌山県から移住しました。
今でこそ人気パン屋を営んでいるご両親ですが、引っ越してきた時は生活に余裕がなく大変だったと言います。「お魚や野菜など近所の人がたくさんお裾分けをしてくれました。パン窯づくりも島の友人達が手伝ってくれたんです。」島の人の優しさを感じながら大地さんは成長しました。
「もし、やりたいことがあれば若いうちに優先するのもありだと思います。早いうちに一つ大きな夢を叶えると、次の夢を見ることができるから。」
大島で2人の娘さんの育児を楽しみつつ、次のステップを夢見る大地さん。叶えたい夢があるんなら、「いつかやろう」を先延ばしにするんじゃなくて、「今する!」ってのも断然あり!
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