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明るい昼間はカレー屋だったり、ネオン輝く夜はバーだったり。時間帯や曜日によっていろんなお店屋さんに変化するシェアスペース『パーラー〇〇』。舵取り役は、2019年に東京から西条市に移住した山中裕加さん。ここは、ルールに縛られず、自由に自分を表現できる「まちのたまり場」です。
パーラー〇〇 オーナー
山中 裕加さん
松山市出身『パーラー〇〇』では、カレー屋・お弁当屋・バーなどのお店が時間帯によって顔を変えながらオープン。“みんなで育てていく場所”をコンセプトにしているので、一方的に決めたルールなんてナシ! みんなが自分のやりたいことを自由に表現しているのがこの場所のオモシロさ。季節限定のイベントもあったりして、訪れる度に顔が違うから何度だって行きたくなっちゃう。
西条市が進めていた事業の一環で「地域資源を活用した商品・サービス開発」を受託したのをきっかけに移住した山中さん。元々は、商品やサービスの開発をしたい人と地域を繋ぐハブ機能を目指す事業計画でしたが、コロナ禍に入り自分で商品開発をすることに。移住後から参加している竹林整備団体とのご縁もあって、放置竹林の問題について取り組むように。2022年には移住当初からのアイデアの延長であるシェアスペース『パーラー〇〇』を開店!
「人って、思っているよりもずっとたくましい存在だと思っています。みんな消費することに慣れちゃっていますが、何かを生産したり、表現したり、提供する人が増えることって、まちにとってすごく大切だと思うんです」と山中さん。
やりたいことがある人!何かを表現したい人!そんな人を応援したい人! まずは『パーラー〇〇』でハナシを聞いてもらう、ってのもアリアリだよ。
西条市大町
パーラー〇〇 オーナー
山中 裕加さん
現在どの地域も、人口の減少・少子化の対策として移住事業に力を入れています。東京では不動産関係の仕事をしていた山中さんも、ある自治体の移住促進事業関連の仕事をしていました。その時に日本という大きな枠組みで見た時の「地方」の役割や存続意義について興味をもったそう。「“地方”と一括りにされる無数の地域が持つそれぞれの価値と、税金をかけて守るべき“地方”の役割を自分なりに理解したいなって純粋に思ったんですよね。」
1年ほどいろんな地域を転々とした後、どこかの地域にきちんと軸足を置いて地域の内と外がうまく交われるハブのような取り組みがしたいなと思うようになりました。その時、たまたまやりたいことと合致するプロジェクトの募集があった西条市に移住。移住後、身近になった一次産業に興味をもち、向き合い始めたのが山林環境や放置竹林の問題。各地で規模を拡大する竹林は、その土地の生態系を破壊し、土砂・土壌崩壊の危険性を高めるといわれており、この課題解決のため、竹林整備の一環として収穫した若竹を使った商品「メンマチョ」の製造販売をスタート。
一見華やかな成功者に見えるけど、移住した当初は、価値観の違いに悩むことも多かったといいます。「特に2年目は本当に東京に帰りたいと思っていました(笑)」
そんな山中さんが、地域の人とグッと距離を縮めたきっかけは? そのフェーズは2回。市の受託業務から抜けてもなお西条で暮らし続け、放置竹林の若竹を使った商品「メンマチョ」の事業を立ち上げた時。次はシェアスペース『パーラー〇〇』をオープンした時。「今ならなんとなく分かるのですが、おそらく移住当初は東京から来てすぐに帰るよそ者だと思われていたんです。」
4年目にしてようやく、移住してきて良かったと思える糸口が見えてきたという山中さん。「地方の方が、一次産業とか暮らしのインフラに直結するどっしりした存在が身近だったり、人の繋がりの強さとか、費用面などでみても、やりたいことの種があれば、長期的な目線で育てられる土壌と新しい種を撒くための余白があると思うんです。移住前に立てていた地方の価値という問いも、こういったところに答えがあるのかなって今は思います。」
山中さんの言う「地方の余白」に目を向ければ、地方って可能性がありすぎる!
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