feature1：藤岡祐太さん | えひめ移住ネット

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愛媛中を西へ東へ🏃
年間で地球1周しちゃう
「走る八百屋」🌽

愛媛県内の農家さんを直接訪ね、露店スタイルでお客様に直接届けることをモットーとする「走る八百屋」。2025年現在25歳の仕掛け人・藤岡祐太さんが大学在学中に起業し、学生との“二足のわらじ”でスタートさせた事業です。
今では学生スタッフたちとともに、愛媛を西へ東へ軽快に駆け巡る日々。さらにはレンタカー事業にも挑戦し、活動の幅を拡大中。 “自分らしい働き方”を体現する藤岡さんに、その原動力とビジョンを伺いました。

教えてくれる先輩

（株）LocalArct 代表取締役

藤岡祐太さん

松山市出身

県外に進学したけど、
愛媛❤︎に帰る選択肢しかなかった

名古屋に進学した藤岡さんが愛媛にUターンすることになった決定打は、2020年に世界を騒がせた新型コロナウイルスでした。
授業がリモートに切り替わり、愛媛で暮らしながら大学の授業が受けられるようになったことで、そのまま愛媛での定住を決意。

「時期は少し早まったけど、もともと卒業したら愛媛に帰る選択肢しかなかったので。理由？好きだから！」
走る八百屋のモットーは
「現地現場」と「産地直結」！

生産者のもとに自ら出向いて旬の野菜を仕入れ、リアルな手売りで届けるのが「走る八百屋」の譲れないモットー。収穫・配送・販売まで一貫して手がけるスタイルで、人との繋がりを大切にしています。

「ウチには規格がないので、贈答用から俗にいう規格外まで何でもOK。スタッフの学生と一緒に収穫も仕入れも販売も、自分たちの手で行います」。規格がないって農家さん嬉しいだろうな〜😊

農家さんの「根こそぎ取って帰れ！」は本当に「根こそぎ」なので要注意。
収穫に乗っていく車が小さいと「やる気あるん！？」と怒られます（笑）
愛媛中を移動していたら
レンタカー屋にまで広がった？

1年で愛媛県内を地球1周分（約4万km）車で移動するという藤岡さん。「走る八百屋」が忙しくなる中で、車のスペアがなくては回らなくなったと言います。「1台が2台になり、2台が3台に、今は17台です」。ってこの増え方凄すぎる！

「でも、僕たちがするからにはやっぱり“人の繋がり”が大事なんです」。『チーム帯同』というコンセプトを掲げて、主に地元の大学生の部活動を応援するという形でレンタカー事業も展開中。ちなみに一般のお客様も利用できますよ♪

愛媛ではドライブが楽しいですよ。四季折々でいろんな表情があって、仕事で年間4万km走っていても飽きないです。
僕が言うと説得力があるでしょ？

INFORMATION: Local Arct〈走る八百屋〉

愛媛の“人の温かさ”が
今の自分を支えてくれています

松山市

（株）LocalArct 代表取締役

藤岡祐太さん

愛媛県松山市出身。「人の集まりをデザインする」をモットーに、〈Local Arct〉として産直事業を展開。名古屋に進学する以前から愛媛に戻ることを決めていた。2018年に起こった西日本豪雨災害と新型コロナウイルス感染症によって、人の繋がりを強く意識。愛媛にUターンし、大学在学中に現在の「走る八百屋」を起業し、さらに2024年度よりレンタカー事業も展開。

名古屋で建築を学んでいた藤岡祐太さん。将来は愛媛に帰るつもりだったけれど、コロナ禍で大学の授業がリモートに切り替わったことをきっかけに、学生のうちにUターン。
ちょうどその頃、「食と人のつながり」の大切さにも気づき、“走る八百屋”として野菜を届ける活動をスタートしました。

「よく『どうして八百屋なんですか？』って聞かれるんですけど、人は食べるのをやめないし、作物も成長を止めないでしょ。生産現場にも販売現場にもずっと“動き続ける”というニーズがあって、それが楽しかったんです」

商店街の産直の名物店長と知り合いになって、人の温かさに触れ、仕入れ先などに同行、紹介してもらいながら道端にキャリーを出して、きゅうり1本から産直事業をスタートしました

愛媛には食材が豊富で、季節によって収穫に行く場所も、仕入れる作物もガラリと変わります。

「夏にはスイカ、秋には早生みかん、冬には紅まどんな、春には河内晩柑。気候や土地ごとに違う旬を追いかけて走る日々は、まさに“飽きない商売”。せっかくやるなら、ただ売るだけじゃなくて“魅せ方”にもこだわりたい」

売り場のレイアウトやイベント企画まで、すべては「人の集まりをデザインする」という〈Local Arct〉のテーマの一部。藤岡さんの八百屋は、どこまでもクリエイティブ！

活動が広がるにつれ車がどんどん増え、今ではレンタカー事業にまで発展！「大学生の部活動を応援する」という形でスタートしたサービスは、今では藤岡さんの事業のもうひとつの主軸に。
どこまでも“人間味”があふれる藤岡さん。その姿勢は、「人とのつながり」を何よりも大切にしているからこそ。

「愛媛にUターンしてよかったと感じる一番の理由は、やっぱり“人”なんです。西日本豪雨災害やコロナウイルスといった出来事は確かに辛かった。でも、その中で気づかせてもらえた人の温かさが、今の自分を支えてくれています。少しずつでも、愛媛の方々に恩返しができたらと思っています」。

「ゆくゆくは、ソフト面とハード面の両方から“人の集まり”をデザインしていきたいんです」と藤岡さん。
会社名〈Local Arct〉の“アクト”に紛れた“r”は、建築（アーキテクチャ）に由来。大学では建築を学んでいたこともあり、将来的には町や建物、都市計画といったハードの領域にも挑戦するという夢を描いています。

「ローカルに動いて、ローカルの街をつくる。そんな会社に成長させていきたい」。足元をしっかり見つめながら、見据える先はずっと先へ。藤岡さんが考える“未来のまち”、なんだかワクワクしちゃう！

愛媛って、自分の個性をちゃんと活かして、自分らしさを出しやすい場所だと思うんです。
だからこそ、ここで挑戦して、ここで楽しんで、愛媛のいいところを一緒に見つけていきましょう！

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