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2023/11/7
八幡浜でカフェをオープン。夫婦二人三脚の仕事と子育て。
八幡浜市
南予

Uターン移住に興味がある、自然と都市機能がコンパクトに揃う環境で子育てを楽しみたい、飲食店経験を活かして新しい地で夢を叶えたい、そんな方々におすすめの記事です!
夫婦でのカフェ開業の夢を叶えるため、実家から程よい距離の八幡浜市に移住した米谷風花さん。この記事では、八幡浜市でのカフェ経営や地域との交流、少人数制の保育園での子育てなど、米谷さんの実体験を通しての移住生活の魅力や挑戦を深く探ります。
さらに、えひめ・南予へ移住したママたちのインタビュー動画や、南予への子育て移住を応援する「お福わけ登録制度」についてもご紹介。八幡浜市での子育てや起業、地域との絆を深めるための情報満載。えひめ・南予での子育て移住の参考に、ぜひ最後までご覧ください。

実家にほど近い八幡浜市へ移住。
安心して暮らせる場所で、カフェ開業の夢を実現。

福岡から一家で移住:開業の夢を叶えるため家族で八幡浜市へ。

米谷風花さん。八幡浜市に移住し、地域の人との交流が増えて、娘さんの人見知りがなくなったそうです!

結婚後、夫の克己さんの地元である福岡県田川郡で暮らしていた風花さん。専業主婦として、長女の子育てに専念していましたが、米谷さん夫婦には夢がありました。
それは、長年飲食店に勤めてきた克己さんの経験を生かし、2人で飲食店を開業すること。

福岡で開業準備をしていましたが、「店を始めると、忙しくて愛媛の実家には滅多に帰れなくなるかもしれない。愛媛と福岡、どちらで暮らしたい?」と克己さんが尋ねたところ、風花さんは「愛媛がいい!」と即答。
「福岡では夫しか頼れる人がいなかったのですが、愛媛なら私の実家など拠り所があるので、安心してお店を始められると思いました。」

八幡浜市の魅力:都市機能が凝縮したコンパクトシティ

八幡浜駅前の様子。夫婦が経営するカフェは駅から徒歩1分の好立地。

少ない平地の周りをぐるりと山が囲み、海に面した八幡浜市は、中心部に学校、病院、スーパーなどの都市機能がギュッと集まったコンパクトシティ。山の斜面には柑橘の段々畑があり、温州みかんのブランド産地としても知られています。
瀬戸内海と宇和海に面しているため漁業も盛んで、四国有数の魚市場には多種多様な海の幸がずらりと並びます。

また、海のすぐそばにある道の駅『八幡浜みなっと』も賑わっています。地域の食材がそろう産直市、レストランやカフェ、八幡浜漁港に水揚げされた新鮮な魚を直売する『どーや市場』など、充実したラインアップ。市内中心部にあり、商店街へのアクセスが良いので、観光と地域活動の拠点となっている場所です。

▼八幡浜市 移住・定住支援ポータルサイト
八幡浜市の公式移住情報サイト。市の魅力や暮らしの情報、サポート内容など、移住に役立つ情報が満載です。
https://yawatahama-iju.com/

▼道の駅・みなとオアシス「八幡浜みなっと」
地元の食材を生かした産直市やレストラン、魚の直売所、情報発信・地域活動の拠点「みなと交流館」などで構成されたまちのシンボル的存在。
https://www.minatto.net/

自分たちの力で物件を発見:愛媛に何度も足を運び、ようやくたどり着いた場所

八幡浜市の魅力は?の問いに「治安が良いところ!」と口を揃えるお二人。子育て世帯には地域の環境は重要です。

約1年かけて何度も愛媛に足を運び、物件を探した米谷さん夫婦。風花さんの実家まで車で約30分ほどの距離であることや、克己さんの実家がある福岡と愛媛を結ぶフェリーの乗り場が八幡浜市にあるということもあり、移住先としてこの地を選びました。
町行く人に話しかけたり、市役所を訪れたり、自分たちの足で物件を探し回った結果、現在の店舗兼住宅に出会います。
「ネットで探してもなかなか条件に合う物件が見つからなくて…。今の物件は自分たちで見つけました。お隣さんの紹介で大家さんにつないでいただき、ご縁を感じたんです。物件探しから、移住の準備に至るまでさまざまな人と関わりましたが、八幡浜市の人とは不思議とウマが合うなと思いましたね。行政の方もとても親身になってくださいました。」

夫婦の夢を実現:八幡浜駅前に誕生したクレープカフェ

近所の高校の書道部の生徒さんが旗に店名を描いてくれたそうです!

八幡浜駅前にある空き物件を店舗兼住居として契約し、米谷さん夫婦はクレープカフェ『petit bonheur 八幡浜』をオープンしました。
克己さんは居酒屋メニューから洋食までさまざまなジャンルの料理を得意とする料理人。しかし、夫婦で店をするのなら風花さんにも何か武器を身につけてほしいと考えていたそうです。
そこで、風花さんは福岡時代に好きだったお店でクレープについて学び、独自のレシピを考案。風花さんのクレープと克己さんの料理、それぞれの強みを生かしたクレープカフェというスタイルをとることにしたのです。

定番人気の八幡浜カレーや季節限定のクレープ、イベントではベーグルも登場するなどメニューも日々進化中!

八幡浜駅徒歩1分という好立地のため『petit bonheur 八幡浜』には、学生、親子連れ、地域のお年寄りなど幅広い層のお客さんが訪れます。ときには、観光客がふらりと立ち寄ることも。

「道の駅みなっとは人が集まる拠点として賑わっていますが、商店街や駅周辺にも新しい拠点を作れたら、さらなる活気が期待できます! 駅周辺はまだ隠れた魅力が多いので、市外のイベントへの出店を通じて、まず、私たちの店をもっと知ってもらえるようPRしています。」と、克己さん。今後は、キッチンカーを導入することも考えており、さらに新しいスタイルでの挑戦にも意欲的です。

▼クレープカフェ petit bonheur(プチ・ボヌール) 八幡浜
八幡浜駅前唯一の飲食店として、地域の人や観光客に親しまれているクレープカフェ。生地やトッピングを選んで自分好みのカスタムクレープが作れるだけでなく、ランチなどのフードメニューも充実しています。
https://www.instagram.com/petit.bonheur_kometani/

子どもたちを地域の人が自然に見守ってくれるから安心して暮らせる。

地域の人たちとの交流:娘の人見知りもあっという間に解消!

道の駅みなっとの芝生広場は、家族の憩いの場。

便利さや食材の豊富さなど八幡浜市の魅力は数あれど、とにかく一番の魅力は人だと話す米谷さん夫婦。お店の常連さんから柑橘や魚のおすそ分けをもらうのは日常茶飯事で、お金を出して買った記憶がないほどだとか。

子ども服のおさがりをいただくこともあり、地域の人との温かな交流も、このまちならではの魅力でしょう。
保育園が終わった後やお休みの日、子どもたちはカフェで一緒に過ごすため、家族で過ごす時間や家族のふれあいが自然と増えているのも、今のライフスタイルならでは。
もともとはちょっぴり人見知り気味だった長女も、常連さんに声をかけられるうちに、人見知りがなくなり活発な性格に変わりました。年齢に関係なく気軽に声をかけ合える地域の関係性が子どもの成長にも良い影響を与えてくれているようです。

さらに、八幡浜市での子育てで風花さんが魅力を感じているのが、少人数制の保育園です。長女が通っている保育園は同級生が3人だけ。年少、年中、年長クラスが一緒に過ごすことが多いため、大切なことを年長さんに教えてもらったり、年少さんの面倒を見たり、年齢を超えてさまざまなことを経験し、成長していると感じているそうです。

「少人数制なので、先生が細かいところまでよく見てくださっているなと感じます。お迎えのときには、1日にあったことを事細かに教えてくれるので安心して通わせられています。」
子どもたちを遊ばせることができる公園もあり、八幡浜児童センターなど子育て世代が利用できる施設もあります。

八幡浜児童センター
子育てに関する情報を発信し、子育て環境をサポートするほか、0歳から18歳までの誰でも自由に利用でき、さまざまな行事や遊びを実施しています。
https://hamacco.info/2017/02/22/

家族の健康と安心を願いながら、小さな幸せを積み重ねて…。

「僕が願うのは、ただただ家族が健康でいられることと、安心安全に暮らせること」と克己さん。

八幡浜市の地で、カフェの運営と子育てをしながら、夫婦二人三脚で暮らす米谷さん夫婦。風花さんは、「常連さんや地域の人との関わりを楽しみながら、自分たちが年を取るまでここでがんばっていきたい」と話します。

店名のプチ・ボヌールとは“小さな幸せ”という意味。家族の絆や地域との関係を大切にしながら小さな幸せを積み重ねて暮らす風花さんの未来は、きっと大きな大きな幸せで満ちあふれているはずです。

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この方にお話を聞きました

米谷 風花さん 八幡浜市

クレープカフェ petit bonheur 八幡浜

愛媛県西予市出身。結婚を機に夫の地元である福岡県へ。夫婦で店を構えることを検討する中で、実家のある西予市に近い八幡浜市へ移住し、クレープカフェをオープンした。

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