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旧中津小学校
施設の概要
公民館活動の一環として「大人の音楽学校」、「食文化の学校」、「田んぼの学校」それぞれの活動の拠点として活用している施設です。例えば大人の音楽学校では演奏の練習はもとより、放送室を改装したレコーディングスタジオ「中津ソニックスタジオ」で曲のレコーディングを行うこともできるそうです。平成25年度には「中津生オケ大会」として実際に演奏してもらいながら自慢の歌声を披露できるイベントを開催し、地域の方々と県内外から来られた方々との交流の拠点にもなっています。
他にも「食文化の学校」では元々家庭科室であった部屋を使って地元の農産物を活用した料理の研究を行ったり、地域の方々が集会や地元の行事の練習に使ったりと様々に活用されています。
活用に至る経緯
中津小学校は平成13年に閉校となりました。校舎は平成元年に建設されたものでまだ新しいこともあり、何かに利用できないかと地域で考えていたところ、松山市在住の方からお話をいただいた事をきっかけに「中津ミュージックキャンプ」としてライブや音楽創作を行うイベントを行ったそうです。 それ以来、イベントなどで活用しつつ、大工や左官といった技術を持った地元の方々に手伝ってもらいながら、できる人ができることをして少しずつ設備を整えていったとのことです。例えば研修室の演奏スペースには、足の不自由な方でもステージに上れるようスロープが設置されていますが、これらも地元にお住いの大工さんが作ったものです。
遊休公共施設を活用したメリット
建設されてからあまり時間が経っていなかったために、ほとんど改装の必要はなかったそうです。また木造であるため建物は温かみがあり、音楽の演奏をしていても音が良く響くというメリットもありました。
何よりも、長年続いた学校は地域の皆さんの生活の中で一番大切な場所であり、何とかしたいという思いが強く、年に一回学校やその周囲の掃除を行う時は大勢の方が集まってくださるそうです。
遊休公共施設を活用するに関して困ったこと、そしてそれをどう乗り越えたか
活用していく中で、常駐する管理人がいないために、受付案内や施設管理、運営の主体をどうしていけばいいかという問題が大きくなっているとのことです。
行政との連携について
イベントなどで人が集まることが増えてきたために、久万高原町側でも郷土出身の彫刻家の作品を展示する場所を旧中津小学校の中に設けるなど、地域の自主性を活かしながら、側面から支援を行っています。
どういった補助金を受けたか
レコーディングスタジオの機材の一部に関しては宝くじ基金の助成を活用して導入したものがあるとのことです。
まとめ
その結果、小学校の利用が進んでいると思われました。
他の地域においても、地域の文化や資源など、活用していく上で柱になるものがあれば、
遊休公共施設を活用しやすくなるでしょう。
HP | http://www.nakatsu-ehime.jp/ |
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