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クルツラントゥレーベン
大三島
(旧保育所)
施設の概要
大三島への移住を希望する方などに田舎暮らしを体験してもらうための宿泊施設です。クルツラントゥレーベン大三島を活用して大三島での生活を体験することで、移住後の生活についてイメージを深めてもらうことを主な目的としています。単に宿泊するだけではなく、農業体験やサイクリングなど島の魅力を味わい、島を好きになることができるような体験メニューも地域の農家さんたちと協力して行っています。これまでに移住された方からも、移住した当初は分からないことが多く、不安だったという声があったので、そういった不安を少しでも解消する手助けになればという思いで運営されている施設です。
活用に至る経緯
元々、ラントゥレーベン大三島という滞在型の農園施設があり、そちらを活用して農業や田舎暮らしを体験する方が多くおられました。しかしラントゥレーベン大三島は年間契約(最長5年まで延長)の施設であるために空きがあまり出ず、また人気も高かったため、希望者がなかなか借りることができない状況が続いていたそうです。そのような状況の中、平成23年にラントゥレーベン大三島に隣接していた岡山保育所が閉園することになり、旧保育所の建物を宿泊施設として活用したいという要望が地元住民で構成するラントゥレーベン管理組合から挙げられました。そのため、平成24年度に改装工事を行い、平成25年4月1日よりオープンし、移住・交流などを目的とした短期滞在を受け入れる施設として稼働しています。
遊休公共施設を活用したメリット
一番のメリットは野々江地域のほぼ中心部に立地していることだそうです。地域の中心にあるため、付近にお住いの皆さんにとっても訪れやすく、移住を考えている方と地元の住民の方との交流を図ることができます。また、元々保育所であったこともあり、広いスペースを確保できたこともメリットと言えます。3部屋の和室すべてにバス・トイレ・洗面所が設置され、共同で使える調理室や、地元住民や宿泊者との交流の場として使える研修室なども設けられました。
まとめ
地元の皆さんからの協力もあって、多様な体験メニューも用意されています。
遊休施設の活用に向けては、そういったニーズを把握しておくことが重要だと思われます。
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