新しい栽培方式に挑み、イチゴを作る
2007-09-02

●1年間の研修を受けて、イチゴの栽培を始める
村上好典さん(57歳)は、勤めていた鉄工所を7年前に退職し、西条市にUターン。
すぐに大型特殊自動車免許を取得し、妙口原生産組合が栽培している米・麦・大豆の耕起や収穫作業を担うかたわらで、えひめ農業入門塾を1年受講。先進農家の研修も受けて、6年前からイチゴ栽培を開始。
イチゴを選んだ理由は、ほかの作物に比べて収穫期間が長く、経営が安定しているから。

●自分がしたいように、仕事できるところが魅力
鉄工所で勤めていた頃の人づきあいは、その場限りが多く、「そんな人づきあいは、好きやなかったんよ」。今の暮らしでは地域の人や妙口原生産組合の人たちと、その時その場限りではない、ずっと一緒に仕事をしていけるいい関係を築けているそうです。
村上さんのイチゴ栽培は、腰の高さで育てる愛媛県農試方式。当時始まったばかりの新しい方法に積極的に挑戦し、県の農政普及課の人たちによる指導も受けて、今では1シーズン3万パックほど出荷できるように。
「今まで手伝いくらいで農業やってないけん、教えてもろうたことを素直に聞けたのがよかったかな」と成功の秘訣を語ります。
農業の魅力は「自分がしたいように仕事できるとこ。その見返りを自分が受けられるんもええね」。でも、妻の節子さんとふたりで収穫し、パックに詰めて出荷するのは根を詰める作業。収穫量が増える時期は、休めない日々が続きます。「イチゴは成長を待ってくれん、やらないかん。でも、苦ではないんよ」。
家族が一番大切と言う、村上さん。節子さんや、地域の人々との絆はイチゴの成長と同じ、これからまだおいしくなりそうです。

えひめリビング新聞社発行『50代からの生き方&暮らし方を応援 愛媛まつやま エイジング』より転載
-PROFILE-
村上好典さん
年齢 57歳
職業 農業